Ｋ邸 築40年RC造住宅のリフォーム

K邸は築後40年の内20年以上を、住み手が居ないままに放置されていました。子供たちが独立した後に第２、第３の生活を始める為の新しい機能を持った住宅として、完全リフォームが行われました。
精神的なバリアフリーを目指したK邸は、まず構造体でない壁を解体して、二層で一続きのワンルーム構成となっています。
室内は、全て優しい色合いのパイン材の床が敷き詰められ、白い珪藻土を使った壁、天井と合わせてとても上品な印象。そして所々に、ガラスの壁、鉄骨の階段、ステンレスのフード、経木のすだれ等、異なる素材が挿入されて、K邸らしさを醸し出しています。


受賞
第19回住まいのリフォームコンクール　総合部門最優秀賞
第1回リフォーム＆リニューアル設計コンテスト　入賞

主な作品発表（書籍・雑誌・TV・WEB等）
「モダンリビング No.182」2009年1月号 / 婦人画報社
「Modern Interiors」/ 2007 / Monsa (Spain)
「住宅リフォーム実務マニュアル事典」/ 2004 / 産業調査会
「バリアフリーデザインガイドブック 2004」/ 三和書籍
「室内」2001年 10月号 / 工作社

写真6：家具のルーバー
細やかな納めが建物全体の密度を高めていると思います。